今回はEveさんのインソムニアの音域を取り上げます。
Eveさんの楽曲は独特の空気感があって惹かれますよね。中でも「インソムニア」は、聴いている分には心地よいのですが、いざ歌おうとするとその難しさに驚かされます。テンポの速さや複雑なリズム、そして喉を酷使する音域の広さなど、一筋縄ではいかない要素が詰まっています。今回はこの曲を実際に歌ってみた感覚を交えながら、その攻略の難しさや特徴について整理してみたいと思います。
本サイトではカラオケDAMでの音域を載せています。
そのため、カラオケDAMの採点範囲のみの音域情報となっており、一部原曲と異なる場合がございます。
インソムニア/Eveのカラオケ音域と歌ってみた感想
この曲の音域はlowFからhiFまでと非常に幅広いです。一般的な男性の出せる音域を大きく超え、女性であっても高音域にかなりの負荷がかかる設定です。低音域から高音域まで一気に飛ぶようなフレーズが含まれることも多いため、喉に負担をかけないよう、声の出し方をこまめに切り替える余裕が求められます。単に音が高いというだけでなく、この広いレンジをコントロールし続けることにこの曲の難しさが凝縮されています。
インソムニア/Eveの音域情報

最低音:lowF
最高音:hiF
インソムニアの音域:lowF~hiF
最低音はlowF、最高音はhiFという構成です。特に最低音のlowFは一般的な男性の地声の限界値よりも低いため、男性が歌う場合は声を響かせるのが難しく、芯のある音を出すのに苦労するはずです。一方で最高音のhiFも、一般的な女性の限界音域に相当する高さです。男女どちらが歌うにしても、地声だけで押し切ることは非常に困難で、高音へ向かう際の準備がしっかりできていないと音を当てることすら難しいでしょう。どちらか一方に偏るというよりは、低音と高音の両端でいかにスタミナを削られずに歌えるかが、この曲を乗り切るための鍵になりそうです。
インソムニアを歌ってみた感想
実際に歌ってみてまず感じたのは、とにかく「一筋縄ではいかない」ということです。Eveさんの楽曲はもともと難易度が高いものが多いですが、この曲はその中でも特にハードルが高い部類だと感じました。
まず苦戦するのが、テンポの速さと音域の広さの組み合わせです。目まぐるしく変わるリズムの中で、歌詞を正確に追いかけながら音程をキープするのは至難の業です。舌が回らないのはもちろん、リズムの隙間が少ないため、息継ぎをするタイミングを見つけるだけで精一杯になってしまいます。
また、lowFからhiFという音域も、ただ声を出すだけならまだしも、曲の雰囲気を保ったまま歌うとなると話は別です。低い音ではしっかり声を響かせる必要があるのに、次の瞬間には高い音を飛ばさなければならないため、喉を常に柔軟に動かしておく必要があります。少しでも力んでしまうと、中盤で喉が疲弊してしまい、最後まで形にすることができません。
この曲は、一般的な練習量でなんとかなるレベルを超えていると感じます。特異な声域を持っていたり、高音と低音の切り替えに慣れていたりする方でないと、原曲のニュアンスを再現するのは難しいのではないでしょうか。自分も何度も練習を重ねて、ようやく少し形になってきたかな、という感覚です。
もしカラオケで挑戦されるなら、まずはリズムを極限まで分解して覚えることをおすすめします。歌詞を読み込もうとするとリズムが崩れやすいので、最初は楽器の一部になったつもりで音の配置を体に叩き込んでみてください。また、高い声ばかりに意識が向きがちですが、低い音の響きをどれだけ安定させられるかが、曲全体の完成度を左右します。無理に声を張り上げようとせず、喉の力を抜きつつ、リズムに遅れないよう「淡々と音を置いていく」ような意識で歌うのが、少しでも上手に聴かせるためのコツだと感じました。普通の楽曲では物足りないと感じている方は、ぜひこの高い壁に挑戦してみてください。
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